【今回の日本酒】豊能梅 おり酒
今回は米の旨味がとろりと広がり、口あたり良好な濃醇甘口タイプの濁り酒「豊能梅 おり酒」をご紹介。
こちらは高木酒造4代目が育てた、豊能梅の地元名物酒として親しまれており、実はこの「おり酒」は、全国で一番早い時期に造られる新酒としても有名なんです!
なんでそんなに早く醸造することができるんだろ〜?
理由は酒米の収穫時期!
実は高知県は日本で一番早く酒米の収穫が行われているんです。だからこそ育った早場米を使って全国で一番早い新米の新酒造りに取り組むことができるのです!
そのため高知県では9月上旬から新酒のにごり酒を愉しむのが風物詩ともされていますよ。
どこよりも早い新酒が飲めるなんて素晴らしいね!
またそんな早い新酒造りに取り組まれている「高木酒造」さんの紹介は
前回ご紹介させて頂いた大吟醸 絵金にて紹介しておりますので、是非ご覧ください!
おこめちゃんの豆知識!
基本的な濁り酒は、開栓時までに常に発酵し続けているから、すぐに飲んだ方が良いと思うけど、今回のお酒はどうなの?
豊能梅の「おり酒」は瓶詰めの際に火入れを行うことで発酵を止めているよ!
だから普通の日本酒と同じようにゆっくり楽しんでも大丈夫!
それだったら色々と楽しみが増えて良いね!
味や香りについて
香り
甘さと清涼感を兼ねた優しくも、軽めなテイストの香りが楽しめます。
味
濁り酒というと、どうしても澱(おり)がたっぷり入っているから主張が強い味わいなのかと思いましたが、意外と優しめな味わい。また口に入れるときも軽快ながら、酸味と甘味の余韻が心地よいですよ。
ペアリング
淡白な味付けの鶏ハム、鶏皮の塩胡椒炒めなどと共に頂きました。
またしっかりとした味わいなので、お肉料理や中華料理と合わせるのも良いかもしれませんね!
まとめ
今回、ご紹介させて頂きました「豊能梅 おり酒」は飲みやすさも十分ながら、様々な飲み方が楽しめるといった濁り酒でした。
温度帯も冷酒からロックにソーダ割り。燗酒から燗冷ましに常温と、味の変わりゆく姿は面白いですよ!
また個人的なオススメとしてはトッピングで仏手柑を搾れば、清涼感ある香りとさっぱりとした味わいが相まって飲みやすさは向上します!
飲みやすいのは十分良いことなのですが、アルコール度数は18度と通常の日本酒より少し高めなので、飲み過ぎにはご注意を!
今年も、もうすぐ高木酒造さんの新酒シーズンなので手に入れた際はご紹介させて頂きますね!
ご馳走さまでした!
日本酒情報
商品名:豊能梅 おり酒
酒蔵:高木酒造株式会社(高知県)
種類:濁り酒
精米歩合:70%
アルコール度数:18度
価格:税込1,100円(720ml)
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