早明浦ダムで熟成された日本酒「桂月Sameura Cave」

四国

【今回の日本酒】桂月Sameura Cave(さめうらケーブ)

今回紹介するのは高知県に蔵を構え、「桂月」の銘柄で有名な土佐酒造さんが手がけたダム貯蔵酒「桂月Sameura Cave」1年熟成(2020年)2年熟成(2019年)の2種類。
こちらは高知県土佐町相川の山間に広がる棚田で育まれた酒造好適米「吟の夢」を100%使用。そして丹精込めて醸造された純米酒を早明浦ダム堤体最深部で熟成させたものとなります!

その前にダム貯蔵酒って何だろう?

ふむふむ、では分かりやすく説明しよう!

「ダム貯蔵酒」とは?

単に言うと名前の通り、ダムで熟成させた日本酒のこと!

土佐酒造がある本山町には「早明浦ダム」と呼ばれる大きなダムがあります!このダム上部から湖底に向かって約106mほど下りた内部は年間通じて約14℃ほどのひんやりとした温度が自然と保たれており、日本酒の保管温度としては最適!ここの技術職員が通路として使う部分でじっくりと熟成された日本酒がダム貯蔵酒なんです!

珍しい熟成方法だ!味が気になるな〜

では早速気になる味わいをチェック!

味や香りについて

1年熟成

香り

純米酒とは感じさせない果物のような華やかな香り

最初の口あたりは軽く、米のふっくらとした旨味が楽しめる。
後味は程よく酸味が感じられ、飲み疲れしないスッキリとした具合に仕上がってます!

2年熟成

香り

1年熟成ほどでは無いが、多少の華やかな香りは感じられる。

口あたりはまろやか。後味も軽く全体的に旨味と酸味のバランスが綺麗に統率された味わい。個人的には女性が好みやすそうなお味!

両方ともに飲んでいると、

美しい棚田の風景が見えてきそうだね〜

 

ペアリング

1年熟成の場合は華やかさとドライな後味が持ち味なので、油分を含んだ焼き鳥や豚の角煮、白身魚の焼き物などと楽しむのがベスト!

2年熟成の場合は、軽めながら純米酒らしい味わいもあるので、トマトや豆板醤や醤油で和えた「居酒屋風きゅうり」、また刺身や麻婆豆腐などと合わせてもペアリングは楽しめそう。

まとめ

ダム内部で熟成された日本酒ということで、予想としては比較的重めな味わいになるのかと思いきや、純米酒なのにまるで「吟醸酒」のような華やかな香りが特徴的。また非常に飲みやすい味わいで食中酒としても申し分ない仕上がりに大進化されてましたね!

これは1年熟成と2年熟成を飲み比べして楽しむことを推奨します!

また原料のお米や熟成されているダムと地元素材を使った「土佐町」の新たな魅力発信に繋げている土佐酒造さんの頑張りも素晴らしい限りですね!

今回紹介した「桂月Sameura Cave」は7月1日から販売開始。現段階での販売場所は高知県土佐町内のみとのこと。私は「道の駅土佐さめうら」で購入しましたが、その内高知県内の酒販店やネットショップでも取り扱われるのでは無いでしょうか。購入希望な人は事前に土佐酒造への問い合わせが確実ですよ!

ご馳走さまでした!

日本酒情報

酒蔵:土佐酒造株式会社(高知県)
種類:純米酒
精米歩合:58%
アルコール度:15度
価格:税込2,860円(1年熟成)
税込3,300円(2年熟成)※どちらも内容量は720ml

 

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