山形県は低温発酵に適した寒冷気候にあり、名峰「月山」から流れる仕込み水があるなど、酒造りに適した環境にあり、日本造りに励まれている酒蔵の数は「51」あります。
今回は山形県南東部にある酒蔵「後藤酒造店」の代表銘柄「辯天」から、名高いブランド酒米「山田錦」を使った「特別純米酒 辯天」の特徴や香味について紹介します。
【今回の日本酒】特別純米酒 辯天
今回の紹介酒「特別純米酒 辯天(べんてん)」は酒米に山田錦を100%使用しており、力強く芯のある旨味と本格的な辛口テイストの両方を兼ね備えています。
辯天の由来
七福神のなかで音楽や芸能を司る女神とされている「辯才天(べんさいてん)」が名前の由来とされています。
この背景には、酒蔵の裏手に辯才天が祀られている神社があり、創業当時の代表が今の地で酒造業を始めるにあたって、酒名として命名されたそうです。
七福神の一人の名前が刻まれているなんて素敵だね♪
次は後藤酒造店についても紹介していくよ~
酒蔵:後藤酒造店(山形県)
創業1788年。山形県の南東部に位置する置賜(おきたま)地域という緑に囲まれた自然豊かな環境で酒造りに励まれています。
特徴
後藤酒造店の代表銘柄「辯天」をはじめ、醸造される日本酒は全て少量造りの高品質を保持しています。
また、蔵人たちの田んぼで収穫された契約米や食用米「つや姫」を最大限に活かした日本酒もあり、地元の人たちに愛飲されています。
つや姫で醸された特別純米酒は、白米のようにふっくらと
柔らかい旨味や甘味が引き出されたお酒らしいよ♪
テイスティングデータ
香り
青リンゴのような爽やかさ香りがありながら、表立つほど強くは無いのでしっかりと味を楽しむことができます。
味
スッと入ってくるような綺麗な質感があり、柔らかい酸味が後口の軽さへと引き立てている印象を受けました。
また山田錦らしいコク深い旨味も共に楽しめ、飲み飽きを感じさせない旨辛系な純米酒でしたよ!
ペアリング
酸味と旨味が綺麗に調和した純特別米酒なので、食中酒としても万能。
個人的チョイスは「塩麹漬けした鶏ハム」や「ガツの塩胡椒炒め」ですね!
程よい濃さの料理と合わせることで、お互いの良さを高め合う相乗効果が期待できるので是非試してみてください♪
また今回の紹介酒を購入させていただいた酒屋さんも紹介するよ♪
購入店:『松本酒店』(高知県)
こちらは高知県高知市内の旭町にある酒屋です!
高知県内の日本酒、焼酎、リキュールといった地酒類を豊富に揃えるほか、不定期で県外銘柄の日本酒も少量厳選で取り揃えられています。
店舗情報
- 高知県高知市旭町1-2
- 営:10:00~24:00
- 休:月曜
- P:あり(店舗横の脇道奥なので、来店前に事前確認推奨)
- アクセス:ディーボ旭町店の隣が目印です
まとめ
今回は山形県に酒蔵「後藤酒造店」より『特別純米酒 辯天 』をご紹介しました。
酒米「山田錦」の特徴を最大限に活かした十分な旨味と後味のキレの良さが相まって、飲み飽きを感じさせない1本でした。
また飲み方も燗酒だと、冷酒とはまた違った深い香味が堪能できますので、ぜひ巡り合った際には呑んでみてくださいね♪
それでは本日も日本酒で酔い1日を!
日本酒情報
- 日本酒名:特別純米酒 辯天
- 酒蔵:後藤酒造店(山形県)
- 種類:特別純米酒
- 精米歩合:65%(山田錦100%)
- アルコール度:15度
- 日本酒度:+4
- 酸度:1.4
- 価格:1,485円(720ml)
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