第20回土佐新酒の会Vol.2

イベント

お待たせしました!今回は4月21日に開催された日本酒イベント「土佐新酒の会」の後編をご紹介します!

前編をまだ見ていない人は、先に見てからの方がより楽しめるよ!

第20回 土佐新酒の会Vol.1

参加酒蔵紹介(中部〜西部)

前回は主に東部方面の酒蔵をご紹介してきましたので、今回は中部から西部にかけての出店酒蔵を紹介していきます!

各蔵紹介の最後にHPリンクを掲載しておくので、詳しく知りたい人は見てね! ※酒蔵ロゴをタップorクリックしたら見れるよ!

松尾酒造株式会社(香南市)

創業:1873年
代表銘柄:松翁、山田太鼓
(特徴)
高知県の清流「物部川」の伏流水を仕込みに使われており、淡麗辛口でキレの鋭い口あたりが楽しめます。

その中でも今回試飲した「純米酒 土佐麗」に関しては、柔らかい酒質で香りも程よく、食中酒として活きる辛口酒でした。

(蔵元ブースラインナップ)

土佐酒造株式会社(土佐町)

創業:1877年
代表銘柄:桂月
(特徴)
四国の水瓶と言われている「早明浦湖畔」付近の静寂な環境下で酒造りをされています。

地元で育った酒米を用いて、昔ながらの伝統的な技法で造られた日本酒は、全体的な土佐酒と比べると口あたりはマイルドで、芳醇甘口タイプとされています。

(蔵元ブースラインナップ)

高知酒造株式会社(いの町)

創業:1944年
代表銘柄:瀧嵐、仁淀川
(特徴)
酒蔵近くを流れる仁淀川の水を仕込み水をはじめ、全製造工程で利用した酒造りをされています。

この仁淀川は「水質が最も良好な河川」として過去8回も日本一に認定されているよ!

全体的にスッキリとした辛口に加えて、クセの無い透明感のある味わいとなっています。

また、最近は「仁淀川」ブランドを全面的にPRされており、全国各地で注目を集めています!

(蔵元ブースラインナップ)

亀泉酒造株式会社(土佐市)

創業:1897年
代表銘柄:亀泉
(特徴)
全材料高知県産に特化した酒造りをされていて、キレの良い淡麗辛口ながら香りの高さににも定評あり!

最近では高知県産酵母「CEL-24」を使った純米吟醸酒も人気となっています。

会場では「亀泉高育63号 生酒」を試飲させて頂きました。

メロンのようなフルーティーな香りにふっくらとした旨味がありながら、キレの良い後味が特徴的でした!

(蔵元ブースラインナップ)

司牡丹酒造株式会社(佐川町)

創業:1918年
代表銘柄:司牡丹、船中八策
(特徴)
酒呑み文化が根強い高知県民の嗜好に合うような、スッキリとした辛口が鉄板!

また香りと味のバランスも綺麗に整っているので、食中酒としても飲み飽きること無く楽しめる日本酒。

今回は「杜氏・浅野徹の隠し酒」を試飲させて頂きました。

キレの良さは残しつつも全体的に香りと味のバランスが綺麗な酒質で、飲み心地も非常に良いものでした。

(蔵元ブースラインナップ)

西岡酒造店(中土佐町)

創業:1781年
代表銘柄:久礼、純平
(特徴)
高知県で最古の酒蔵とされているのが「西岡酒造店」。

「土佐の一本釣りの町」とされている中土佐町久礼という場所で酒造りをされていることだけあって、全体的にキレの鋭い辛口酒がメインのラインナップ。

鰹のタタキや赤身系の刺身と合わせると、よりお酒の良さも感じられます。

今回は「どくれ 純米吟醸 直汲み手詰 あらばしり」を試飲。

心地良い酸が立ちながら微発泡感もあり、濃厚な旨味を含まれた味わいでした。

(蔵元ブースラインナップ)

fumimoto brewery(旧:文本酒造株式会社)(四万十町)

創業:1903年
代表銘柄:SHIMANTO
(特徴)
約3年前までは「桃太郎」という銘柄で淡麗旨口な日本酒をリリースされていました。

しかしコロナ禍による大打撃で3年間の醸造休止をすることに。その後第三事業継承を経て、創業120年の節目にあたる2023年5月1日から、新たな日本酒ブランドとして「SHIMANTO」が誕生!

容器は瓶タイプを撤廃し、「スパウトパック」といったパウチのような容器へ変更。容量は300ml〜で現在はネット販売のみ。

さらに酒蔵の母家を改修してペアリングBAR「お酒やさん」を開業。純米大吟醸生酒や日本酒カクテル、出汁割といったここでしか味わえないお酒が楽しめるとのことです。

酒蔵内にBARってオシャレだね!

今後の活躍も気になるね!

 

株式会社 無手無冠(四万十町)

創業:1893年
代表銘柄:無手無冠
(特徴)
コンセプトは
「冠におぼれず、飾らず、素朴な心を大切に、ひたすら自然を生かした地の酒づくり」

四万十川源流の山間から湧き出た仕込み水や地元で育てられた無農薬米を100%使用など、四万十町ならではの酒造りが特徴。

生酒、火入れ酒ともに充実しており、旨味をたっぷりと感じられながら、後味はスッキリと食前酒から食中酒として楽しむことができます。

こちらでは「無手無冠 無濾過大吟醸原酒(杜氏の隠し酒)」を頂きました。

大吟醸特有な良い香り。そして原酒なのでコクのある旨味ありながらも飲みやすさ良好な酒質でした。

(蔵元ブースラインナップ)

藤娘酒造株式会社(四万十市)

創業:1947年
代表銘柄:藤娘
(特徴)
四万十川の伏流水を100%無濾過で使い、最高品質の酒米と伝統技法で醸されたお酒は、柔らかい口あたりで一切飲み飽きることの無い、香味バランスが優れた味わいです。

ここでは「特別純米酒 藤娘」を試飲。

酒造好適米「吟の夢」が使われており、優しい甘さと後味の良さが印象的! 日本酒飲みはじめの人でも飲みやすそうな酒質でしたね。

(蔵元ブースラインナップ)

これで出店酒蔵の紹介は以上! 全蔵で試飲や素敵な会話をさせて頂き、ありがとうございました!

 

まとめ

今回初参加させていただいた

「土佐新酒の会」

各蔵での試飲をはじめ、蔵元関係者との貴重な会話や、地元ならではの郷土料理の数々と、至るところで高知県文化や土佐酒に触れ合えることができた素敵な時間となりました。

「日本酒にもっと触れ合いたい!」「これから土佐酒について色々飲んで知りたい!」「高知県の酒蔵関係者と話したい!」という人には絶対オススメしたいイベントでしたので、興味ある人はぜひ参加してみてくださいね!

詳細は高知県酒造組合のHPを確認できるよ!

高知県酒造組合

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