【今回の日本酒】天明 MITSUGO「桃」生酛純米
辛口から甘口、淡麗から濃醇と様々な日本酒が存在する中、紹介させていただくのは甘口淡麗な日本酒です。
「甘口」にも色々ありますが、その中でもこちらは特にライトボディで後味スッキリ!
女性好みな日本酒です!
そんな日本酒の特徴や味わいについて解説していくよ!
特徴
一番最初にお伝えしたい特徴が、度数13度に調節された低アルコール生原酒ということ。また、お米には酒米の有名選手で旨味を含んだお酒の醸造に最適な「雄町」を使用。
この背景には年々低アルコールの日本酒が流行となる中で「低アルコールかつ、旨味や個性をしっかり感じられるお酒を作りたいよね」という杜氏達の会話があり、誕生したのが「天明『桃』」
アルコール度数が低いということは、体への負担も少なく優しい味わい=飲みやすいに結びついています。
目を惹く個性派ラベルにも注目!
ラベル
一度見たら印象に残るような個性派デザイン。
こちらは広島県出身でグラフィックデザイナーを務める「対馬 肇」さんがデザインされており、天明の「天」をモチーフに、酒の雫をイメージされたそうです。
また手に取ると分かるのですが、普通の印刷紙ラベルでは無く、所々穴が空いたラベルとなっているのです!
これは天明の透明感や爽やかさをイメージした形らしく、全体的にインパクト大なデザインです!
先進的なデザインは特に印象に残るよね!素敵だ〜
酒蔵「曙酒造」(福島県)
創業は明治37年(1904年)。
味噌を造る蔵にて大番頭を任されていた創業者の鈴木幸四郎氏が、地元の人たちが自らの手で育てるお米の良さに着目したことがきっかけとなり、会津坂下町にて誕生した老舗酒蔵。
現杜氏の鈴木孝一さんは、過去に東日本大震災の被害を経験しており、その当時抱いた想いはかなり熱く
「日本酒を造る自分たちが発起として、暗い世の中を少しでも明るく、そして日本酒の力や輪で被災した東北や地元福島、日本を盛り上げなければいけない」
この気持ちを全杜氏が糧とし、現在に至るまでに代表ブランド「天明」をはじめ、温かい想いが詰まった日本酒を醸造されています。
味や香りについて
香り
ラベルのインパクトさに負けないような、幸水梨やメロンのような清々しく華やかな香りです。
またワイングラスのような、高さがあり口径が少し細まっているグラスなら、より香りも楽しめます。
味
最初は「複雑な味」と捉えられるかもしれません。
しかし飲み進めていると後味は軽く、優しい甘さと軽快な旨味、そして白ワインに似たフレッシュなガス感が楽しめます。
また低アルコールだからこそ、飲み疲れしないのも魅力的です♪
ペアリング
全体的な酒質として「甘口淡麗」に近しいものとなりますので食前酒としてはもちろん、サラダ、チーズ、レバパテ、カプレーゼなどの前菜系と合わせるのも◎
写真は自作で調理した生ハム、モッツァレラチーズに桃とパインを合わせたカプレーゼです。これ評判良いです(笑)
まとめ
今回は福島県の酒蔵「曙酒造」から販売されている美味しさ&飲みやすさ抜群な日本酒をご紹介させて頂きました。
全体通して感じたのが
「造り手の気持ちが自然と日本酒に伝わったかのような、優しい口あたりで飲み疲れしない味わい、そして飲み手を笑顔にしてくれるようなお天道様のようなお酒」
そんな印象を受けました。
ぜひ、皆様も居酒屋や日本酒barなどで見かけたら飲んでみてくださいね!
日本酒情報
商品名:天明 MITSUGO『桃』
酒蔵:曙酒造(福島県)
種類:純米酒
精米歩合:65%
アルコール度:14度
日本酒度:-1
酸度:1.5
販売価格:税込1,936円
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