今回は高知県の酒蔵「亀泉酒造」にて醸造されている甘口テイストな純米吟醸生原酒をご紹介します。
淡麗辛口な酒質が特徴的な高知県の日本酒(通称:土佐酒)ですが、紹介酒は「フルーティーさがあり、白ワインに近しい感じで飲みやすい」と根強い人気があります。
特徴やオススメのペアリングなどを解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
特徴
青リンゴやパイナップルを彷彿させる華やかな香りとジュージーな甘酸っぱさが体感できます。
また、アルコール度数は14度の低アルということも含めて、毎年冬の発売には注文が殺到するほどの人気銘柄!
毎年注目を集めるほど、上質な香味に仕上がっている理由として、是非知っていただきたい2つの要点を解説するよ!
酵母
日本酒銘柄として記載されている「CEL-24」。こちらは高知県工業技術センターで開発された高知県産酵母の名称です。
華やかな香りと青リンゴのような甘酸っぱさをお酒にもたらしてくれる特性があります。結果的に今回の紹介酒は、高知県の日本酒では珍しい甘口タイプに仕上がっています。
日本酒度
日本酒度は基本的に醸造された際、銘柄ごとで数値は決まっているものです。
しかし、「亀泉 純米吟醸生原酒CEL-24」は仕込みごとで日本酒度が変化するという特徴があります。変化幅はー8~ー16のなかで変化しているそうなので、日本酒度違いで飲み比べてみる楽しみ方もオススメ!
この2つの要素を知ったあとにで飲んでみると、また感じ方が変わってくるはずだよ♪
酒蔵「亀泉酒造」(高知県土佐市)
創業は1897年。高知県の中南部「土佐市」という場所に亀泉酒造があり、創業当時は「自分たちの飲む酒は自分たちで造ろう」という想いで集まった日本酒好きの有志たちで酒造りを始めたそうです。
酒づくりに対しては「美味しい」「楽しい」「面白い」をモットーに、高知県産の酒米・酵母・水にこだわった日本酒を誕生させており、高知県の日本酒は淡麗辛口文化が根強いですが、亀泉酒造では飲み心地良くフルーティーな香味の淡麗甘口酒も造られています。
日本酒ビギナーの人は、まず亀泉酒造の銘柄から飲んでみても良いかもね♪
亀泉酒造の酒造りに関する特徴も解説するよ!
特徴①:高知県産酵母
高知県産の原材料にこだわった酒造りにこだわる中で、亀泉の代名詞ともなっているのが、今回の紹介酒にも使われている高知酵母「CEL-24」です。
亀泉銘柄の日本酒にはCEL-24のほかにCEL-19、AC-95やAA-41など様々な高知酵母が使われています。
特徴②:酒米
もう一方、酒米に関しても高知県産を積極的に使われています。各酒米の解説と共に使われている銘柄を紹介しておきます。
- 吟の夢:第一号となる高知県産酒造好適米。フルーティーな香りと軽快な旨味、キレの良い酸感のあるお酒に仕上がる特徴があります。
使用銘柄:「亀泉 純米吟醸 吟麓」 - 風鳴子:ひとつ一つが大粒で雑味のもととなるタンパク質含有量が少なめ。米の旨味を引き出しつつ淡麗辛口なお酒に仕上がるのが特徴。
使用銘柄:「亀泉 純米吟醸原酒 高育63号」 - 土佐錦:こちらも大粒で吸水性が良く、雑味を含むタンパク質の含有量は少なめ。淡麗辛口のなかに軽やかな旨味や飲み飽きないキレの良さをもったお酒に仕上がるのが特徴。
使用銘柄:「亀泉 特別純米」
テイスティングデータ
香りは青リンゴのような華やかな果実感。
飲んでみると口あたりはややまろやか。甘味と酸味のバランスが絶妙で、飲み終わりにかけてサラッとキレる爽やかな酸感。
口の中に甘さが残りすぎないので食前~食後までシーンを問わずマッチしやすいでした。
ペアリング
本格的に寒くなる12月頃に旬を迎える食材といえば大根や白菜、長ネギなど。ということで体が温まる料理からオススメのペアリングをご紹介します。
- 肉味噌添えのふろふき大根
- ロール白菜
- 鯖缶と長ネギのアヒージョ
また、年の瀬に見かけるであろう「カニ」の焼き料理やしゃぶしゃぶ、バター焼きなども好相性なので、色々と試してみてください!
まとめ
今回は高知県の酒蔵「亀泉酒造」より、超甘口な純米吟醸酒より『亀泉 純米吟醸生原酒CEL-24』をご紹介しました。
爽やかな酸味とほのかな甘味の絶妙なバランス感に加え
、フレッシュな果実系の香りも含まれているので、女性や日本酒ビギナーでも十分に飲み楽しめる土佐酒となっております。
毎年人気の商品なので、もし酒販店や居酒屋などで見かけたら是非飲んでみてください!
日本酒情報
- 日本酒名:亀泉 純米吟醸生原酒CEL-24
- 酒蔵:亀泉酒造
- 種類:純米吟醸酒
- アルコール度:14度
- 日本酒度:-11
- 精米歩合: 50%
- 価格:税込1,876円(720ml)、3,751円(1800ml)
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