高木酒造の新酒造りを視察!

酒蔵

今回は高知県に酒蔵を構える高木酒造さんにて、8月23日に行われた早場米を使ったおり酒の仕込みを見学しに行ってきましたので、その様子をご紹介していきます!

おコメちゃん

昨年醸造されたおり酒の紹介はこちらだよ!

豊能梅 おり酒

 

おり酒ってどんなお酒?

おり酒を飲んだことがない、どんな日本酒か分からないという人もいるかと思いますので、簡単に説明していきます。

日本酒造りの工程で「醪(もろみ)を搾る」という作業があります。そこで搾った後に残ったお米や酵母など白い沈殿物「おり」と言います。この「おり」を取り除かずに瓶詰めした日本酒が「おり酒」となります。

味わいとしてはお米本来の甘味や旨味が楽しめ、サラッとした口あたりが特徴です。

では早速おり酒の製作工程を紹介していくよ!

 

蒸米→放冷機→仕込みタンクへ流し込むまでの工程を見学

 

今回、蔵内で見学させて頂いた工程は、甑(こしき)で蒸しあがったお米を放冷機で冷まし、冷ましたお米をエアシューターを用いて仕込みタンクへと移送するまでの流れ。

写真と共に説明していきます!

蒸し

水分を含ませた米を甑(こしき)と呼ばれるお米を蒸す道具を使って蒸していきます。

酒米を蒸すことで「麹菌」の働きを良くするという効果があり、ここでの出来栄えが通常の日本酒造りで行われる「製麹」や「醪造り」など、後の工程に大きく左右してくるので重要な工程とされています。

放冷

甑で蒸しあがったお米は放冷機を使って冷やしていきます。

通常の日本酒造りでは、麹造り用、酒母造り用、掛米(もろみの仕込み)用と各使用目的に合わせた温度まで冷ましていきます。

エアシューターを使って移送

そして今回冷やされた酒米はエアシューターを使って、おり酒用の仕込みタンクへと移送されていきます。

今回はここまでの流れを見学させてもらったよ!

ここから発酵や瓶詰めなどを経て出荷されていくということだね!

まとめ

普段は見ることができない作業風景だったのでとても新鮮でしたね!また杜氏たちが日本酒に向き合って造られる姿はカッコ良いの一言に尽きます!

(写真左)高木酒造五代目 代表取締役

(写真左)高木酒造六代目 蔵元兼杜氏

高木酒造代表と今年のおり酒についてお話もお伺いしてきました。今回は新米の粒も立ちばらつきも少なく、質自体は良い状態とのこと!
これは出来上がりにも期待ができそうですね!!

また最後には仕込みタンクの中を覗かさせてもらいました。

こうやって酒米が発酵していく姿もそうですが、その他の工程も全て初めて見る光景であり、様々な工程を踏んで、
日本酒になっているんだなと考えると、とても感慨深かったですね!

今回仕込まれた新酒のおり酒は9月中旬頃に出荷され、各店頭に並ぶそうです。

さらに今年は通常のおり酒に加え、もう一種味わいが違うおり酒を醸造・販売予定とのこと!ラベルデザインと含まれている麹や味についてお伺いしましたが聞いただけで「これは美味しそう!」と早く飲んでみたくなる酒質でした。気になる詳細は販売されてからのお楽しみ!

今年は「おり酒の飲み比べ」という新しい楽しみ方ができそうですね!

コロナ禍で酒蔵見学も難しい状況のなか、今回招いて頂いた高木酒造様、本当にありがとうございました!

 

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